日本におけるニューウェイズビジネスの歴史 第二次ブーム

第二次ブームは80年代前半です。この時期は、現在でも営業を続けるいわゆるネットワークビジネス企業がブームの担い手でした。日本シャクリーが1975年に、日本アムウェイが79年に営業活動を始め、80年代初め、これらの企業に参加する人はうなぎのぼりに増えていき、業績も伸びていきました。日本アムウェイを例にとると、81年度の売上高が6億円、82年度が20億円、83年度が226億円といった具合です。しかし、同時に70年代に消滅したマルチ商法が再興され、再び社会問題化しました。全国の消費者センターに相談・苦情の電話が殺到し、それを受けて、1988年には「訪問販売法」が改正されました。その翌年から訪販法違反での摘発が続発され、再び「マルチ商法=悪」という図式を世間に思い起こさせることになるのです。

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